犬のアトピー検査 – アトピー性、食餌性、接触性の検査方法

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[最終更新日]2018/11/17[公開日]2016/10/12

犬が生体外にあるアレルゲンに感作して生じる皮膚炎を、アレルギー性皮膚炎と呼んでいますが、一口にアレルギーと言っても様々な原因が考えられます。

食餌が原因となり発症する食餌性、アレルゲンに接触することで発症する接触性、そして、アレルゲンとなる物質の吸引で発症するアトピー性です。

これらのアレルギー性皮膚炎を明確に区別し、正しい治療を行うためには、いくつかの検査が必要になります。

アレルギー性皮膚炎の検査方法

アレルギー性皮膚炎の検査には、抜毛検査・血液検査・スタンプスメア検査・試験的イベルメクチン検査の4つが挙げられます。

抜毛検査では、実際に犬の体から毛を抜き、毛根の状態を調べることで真菌の感染や、毛包虫・カイセンダニなどの外部寄生虫の寄生の有無を調べます。

血液検査では、血液中のIgE抗体の濃度を測定します。

そうすることでアレルゲンと考えられる様々な物質について、抗体の反応を調べることが出来ます。

アレルゲン物質の代表例

ヤケヒョウダニ・コナヒョウダニ・ヨモギ・オオブタクサ・アキノキリンソウ・タンポポ・フランスギク・カモガヤ・ハルガヤ・オオアワガエリ・ホソムギ・ギョウギシバ・ニホンスギ・シラカンバ・ハンノキ・アスペルギルス・アルテリナリア・ペニシリウム・クラドスポリウム等はアレルゲンとしてよく名前が挙がる物質です。

スタンプスメア検査は、病変した部分をガラスに擦り付けたものを染色液で染め、細菌やマラセチアの感染の有無を顕微鏡で調べる検査です。

試験的イベルメクチン検査は、カイセンダニの除去診断のために行われます。

イベルメクチンを注射し、症状が改善されるのであればアトピーではなく、外部寄生虫が寄生しているための皮膚炎と疑い、注射での治療を継続します。

皮内反応検査やリンパ球反応検査

皮内反応検査は、水溶性アレルゲンを少量皮内に注射し、15~30分以内に紅色膨疹が発現すれば陽性だとする検査方法です。

リンパ球反応検査は、IgE検査では分からないアレルゲンを検出する検査です。

IgEによるアレルギーとリンパ球によるアレルギーは全く別々のアレルギー反応であり、IgE検査で陰性の場合でもリンパ球によるアレルギー反応でアレルギーを八祖父することがあり、そのような症例で有効な検査方法です。

この検査によってリンパ球が反応する食物を検出することが出来、それらを避けた除去食療法を、安心して実施することが出来ます。

犬のアトピー検査 まとめ

アレルゲンを見極める際はそのアレルギー症状が「いつ」「どこで」起きるのか、がポイントになります。

外に行った後に症状が出るのか、季節によって症状が出るのか、自宅内にいるときに症状が出るのか、これらをよく見極め、何がアレルギー反応の引き金になっているのか観察するようにして下さい。


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