犬が飼い主が外出中に部屋を荒らす理由と対策

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[最終更新日]2021/08/01[公開日]2021/08/01

外出先から帰宅した際に、泥棒が入ったのではないかとびっくりするほど飼い犬に部屋を荒らされていた経験はありませんか?

私は猫も犬も飼った経験がありますが、猫はせいぜい水をこぼしてしまったりトイレの砂が少し飛び散っている程度ですが、犬にお留守番をさせると「どうやったらこんなに散らかるのだろう・・・」と何度も思った事があります。

毎回掃除するのは飼い主さんも大変ですし、どうして普段は聞き分けのいい犬が部屋を荒らすのか、その理由と対策についてお話させて頂きます。

どうして飼い主が外出中に部屋を荒らすの?

「いってきます!」と出かける際に見送ってくれた愛犬が、帰宅時に毎度毎度部屋を荒らしていると、仕事で疲れている時は更にドッと疲れが増しますし、愛犬を怒りたくなってしまう飼い主さんもおられるかと思います。

しかし、普段は聞き分けが良かったり大人しい犬でも部屋を荒らすには理由があるんです。

その理由をいくつか挙げさせて頂きたいと思います。

・分離不安とパニック
皆さんはホームアローン・シンドロームという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
猫は単独行動派の動物ですが、犬は上下関係があったり群れで行動する動物ですよね。

なので飼い主さんが外出してしまうと、1人取り残されたような気分になって分離不安とパニックを起こしてしまうんです。

これをホームアローン・シンドロームと呼ぶのですが、その不安やパニックをどうにか紛らわすために部屋を荒らしてしまうと言われています。

・寂しい
不安やパニックを引き起こすホームアローン・シンドロームも部屋を荒らしてしまう原因ですが、大好きな飼い主さんが長い時間家を空けると、「置いていかれた」「戻ってこないかもしれない」という不安もそうですが、とっても寂しい思いもしているんです。
社交的で人が大好きな犬ほどお留守番の限界時間は短く、4時間以上の留守番は好ましくないとも考えられています。

・退屈
人間でもお留守番は寂しく、出来ることなら一緒に連れて行ってもらいたいものですよね。

ですが人間は言葉が分かりますし、テレビを見たりゲームをしたり、退屈を凌ぐ方法を自分で考えて行動することができます。
しかし、犬はテレビやゲームで退屈しのぎができないので、部屋を荒らす事でストレスを発散したり退屈をしのいでいるんです。

これらの事からも、犬が部屋を荒らすには犬なりの理由があるので、飼い主さんがその理由に寄り添って対処してあげる必要があります。

部屋を荒らされない為の対策は?

犬が部屋を荒らしてしまう理由についてお話させて頂きましたが、まずは一つ一つ問題を解決していけば、いずれお留守番に慣れてくれる可能性もあります。

まず1つ目の対策法は、外出前に愛犬の体を沢山動かしてあげる方法です。
朝お仕事に行かれる方は早朝に散歩に連れていき沢山遊んで体を動かしてあげると、犬の留守番中のストレスも貯まりにくいですし、体を沢山動かせば犬も当然疲れますから、お昼寝して飼い主さんの帰りを待てば寂しい時間も減らす事ができますね!

2つ目は犬にとって快適な空間を用意してあげる事です。
その際にケージに入れるという方法もありますが、その際には餌や水の用意は勿論、お気に入りのおもちゃやクッション、犬がボロボロにしてしまっても問題ないような飼い主さんの匂いのついたものを用意してあげて、不安やパニックや寂しさをできるだけ取り払ってあげて下さいね!

そして3つ目の対策法は、長時間飽きずに遊んでいられるグッズを用意してあげる方法です。
骨のおやつは夢中になってカミカミしているうちに長時間が経過しますから特にオススメです。
噛んでもいいぬいぐるみなども用意してあげると他のものへの危害が少なくなりますよ!

このように、部屋を荒らされない為の対策は色々あります。
ストレスを感じた犬に部屋を荒らされると、逆に飼い主さんのストレスにもなりますし、犬が部屋にあるもので危険な目にあってしまう可能性も考えられます。
危険なものやどうしても破壊されたくないようなものは片付けておくなど、飼い主さんも愛犬の目線になって対策をしてあげて下さいね!


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