これは皮膚病全体を通して私が抱く個人的な感想ですが、皮膚というのは一度病んでしまうと、その治療には長い年月と根気、治療費が必要になってくる病気であると感じています。
治療費が気になる飼い主様へ
犬のアトピーは根気よく長い治療が重要となります。
そのため、金額も大きくなる事が多く、負担になるケースも少なくありません。
なるべく負担を減らしたい飼い主様へは天然の温泉成分でのスキンケアをおススメ致します。
上記の「塗るだけ温泉 アヴァンス」は、ワンちゃんの皮膚乾燥・トラブルを天然成分で緩和し、動物病院でも使用され多くの獣医師が利用の推奨をしている実力・人気共に高評価のペット用化粧水です。
アトピー性皮膚炎の治療費は?
表面的には良くなったように見えても投薬を止めるとすぐに再発してしまったり、定期的にトリミングが必要になったりと、飼い主さんにかかる負担が大きいのも、皮膚炎が厄介であると感じるところだと思っています。
では実際、アトピー性皮膚炎にかかってしまった場合にかかる費用というのはどのくらいなのでしょうか?
正直、この費用というのはかかる動物病院によって様々であると言わざるを得ません。
と言うのも、人間の医療と違いペット医療は自由診療であるため、同じ治療内容であっても動物病院によって医療費が異なるからです。
これを統一しようとすると現在の法律では独占禁止法に引っかかる違法行為となってしまいます。
アトピー性皮膚炎の費用の内訳
人間の場合は公的な保険制度があるため、実際にかかった費用の3分の1程度の負担で済みますが、動物の場合は全額負担であり、保険加入も任意です。
また、保険に入っていてもいまいち使い所に困ってしまう、というのが現状ではないでしょうか?
せっかく保険に入っていても、実際にかかった診察料が保険を使うよりも安く済んでしまったり、保険の対象になる範囲が狭かったりといったことが、私が勤めていた動物病院でも起こっていました。
最近、動物病院によってはホームページ等で料金のことも詳しく説明して下っているところもありますので、ご覧になってみて下さい。
参考までに、ペットを動物病院に連れて行って診察を受けた際にかかる費用の内訳を書き出してみました。参考にしていただけたら幸いです。
動物病院での診察について
動物病院での診察には、まず、診察料がかかります。初診だった場合は初診料、再診だった場合は再診料がこれに当たります。
他には時間外診察料、休日診察料等がかかる場合もあります。
処置料には爪切りや耳掃除、肛門線絞り、注射代(皮下・筋肉・静脈)、点滴(皮下・静脈)等が含まれます。
静脈への注射は皮下への注射に比べて難しいため、料金も高くなります。
血液検査や尿検査、レントゲン検査、皮膚の検査等をすれば検査料がかかります。
自宅での投薬が必要な場合は薬が出ますので、薬代がかかってきます。
これは飲ませる薬の種類や数によって料金が異なります。
1日に数錠ということもありますし、1日1錠ということもあります。
その病院独自で処方しているオリジナルの薬もあるかもしれません。
また、入院しての治療が必要なケースでは、入院代の他にその日の診察料プラス処置料がかかります。
その間、手術をするようなことがあれば手術代がかかります。
ペットの場合、これらの費用が保険料の割引なしで全額負担しなければならないというのはやはり大変なことだと思います。
動診察料・処置料・検査料・薬代
アトピー性皮膚炎での治療には、この中から、診察料・処置料・検査料・薬代がかかってきます。
皮膚炎の原因を調べるための皮膚の検査、耳の方まで皮膚炎に侵されていたら耳掃除も必要になってくるでしょうし、外部寄生虫が原因だった場合は駆除に注射液を使用するかもしれません。
そういった様々なケースを予想しておくということも必要かもしれません。
動物の医療も人間同様、時代が進むにつれて進歩を遂げています。
一昔前では治療法がないくらいの難病だったものも、今の技術を駆使すれば治療可能であるものもあるくらいです。
ですがそのためには最新の医療機器とスタッフが必要になります。
専門性の高い治療や高度な医療を行おうとすると、その負担は飼い主さんにも及んでしまいます。
ですので、料金について何か不安に思うことや心配なこと、知りたいことがあったら遠慮なく、獣医師なり看護士なりに聞くということが、先々の治療を行う上でも大切なことだと思います。
そんなこと聞きにくいとおっしゃる方ももちろんいると思いますが、不信感のある治療を行っていても双方の為に良くありません。
今はインフォームド・コンセント(説明と合意のこと。
正しい情報を伝え、伝えられた上での合意を意味します。特に医療行為によって重要になってくることで、患者が医師から病気のことについて十分な説明を受けしっかり理解した上で、自らの意志に基づいて合意することを言います。
納得するまで質問し、説明を求めることは患者に許された権利です。
もちろん、拒否することもこれに含まれます。
やセカンドオピニオン患者にとって最善だと思える治療を判断するために別の医師にも話を聞くこと。
勘違いしやすいですが、病院を変えることと同義ではありません。
広く意見を求めるという意味です。
長い治療になりますので、可愛いペットのためにもご自身のためにも、信頼のできる先生と乗り越えていっていただきたいです。
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